VOICE
移住者の声
愛知県一宮市 → 新城市
製造業も盛んな東三河秘密基地のような場所でのモノづくりに働く喜びとロマンあり
株式会社豊栄工業
愛知県出身。大学在学中に義肢装具士の資格を取得。就職後は、自動車向けプラスチック製品や医療機器部品などの精密部品加工を担当。
新城に来て以来、出掛ける頻度も範囲も増したそう。
大学時代に義肢装具士の国家資格を取得したこともあり、卒業後は人工関節などの医療機器の製造業に進みたいと考えていました。調べてみると仕事としては製造よりも販売の方が多かったのですが、現在の会社が医療機器の製造を始めたことや、専門の部署も立ち上げることを学内の企業説明会で聞き、迷わず就職。それまで新城という土地になじみはなかったものの、神社仏閣巡りが好きな私は、有名な豊川稲荷と同じ東三河というだけで親近感が湧いたことを覚えています。
主な仕事は、自動車のフロアマットを留めるピンなど、プラスチック製品の金型の組み付けやメンテナンス作業。他にも注射器の先端の加工や設計などに携わっているので、医療機器の部署とも接点があります。
製造業の場合、機械の駆動音など作業時の大きな音がつきものですが、東三河では静かな山あいに工場を持つ製造業の会社も多く、周囲を気にすることなく仕事ができるのは大きなメリット。秘密基地のようなひっそりとした場所で、しっかりとした物を作っている。そんなところに、働く楽しみやロマンを感じています。
私の職場や住んでいるところは、確かに田舎といえば田舎です。しかし市街地に出れば、生活に必要な物はそろっているので、決して不便ではありません。むしろ居住スペースと、買い物や余暇を過ごすところが選択でき、生活にメリハリが付けられるのは、暮らしやすいポイントといえるのではないでしょうか。
※記載内容は取材当時のものです。