田原市に移住したきっかけとは?
もともと美容師をやっていて、その後メーカーに勤めていたのですが、子どもが小さい頃、休みが全然取れなくて。海も遠く、往復6時間くらいかかる場所だったので、自分の好きなことをやろうと思って、海がそばにある田原市に移住を決めました。
現在、自然栽培の農業を営んでいるそうですね。
どんな仕事を・・・と考えたときに、農業をやってみたいと思い、無農薬無肥料で栽培し、通販を行う農業法人にお世話になっています。
みんな、土地がある人たちが農業を引き継いでいると思いますが、僕みたいに新規で来るとなかなか土地もないし、場所を探すのも大変。少ないスペースの中で、ある程度収益もあげられ、その土地に合った作物作り(さつまいもや大根)が良いかなと思い、自然栽培という方法でやっています。
田原市での暮らしはどうですか?
すごく快適で、最高の生活だと思います。自分で農業をしているので、海も好きなときに行けるし、子どもを見送ったり帰って来るときに家にいることができます。埼玉県に住んでいたときは、朝の6時前に家を出て、帰ってくるのも20時過ぎだったので、家族の時間が全然なくて。農業を選んだからこそ時間が上手に使えるのかな。
森屋さんの家は空き家を活用されたと伺いました。
現在田原市には、空き地・空き家バンクという仕組みがあります。
僕が来た当初はなかったので人づてに探しましたね。古民家に住むことが憧れだったので、手直ししながら生活しています。空き地・空き家バンクなど、どんどん活用されると良いですね。
森屋さんにとってサーフィンとは?
趣味というよりは、生活の一部です。サーフィンは、朝良いときもあれば、昼や夕方が良いときもあります。波の状況が分かる場所にいないと、実際良い波には乗れないのです。暮らしの中で波を見られる環境を目指した結果、今の自分があるように思います。