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東三河のキラリ人

コミュニティカフェで織りなす「場」の絆  「ちゃちゃカフェ」宮田良子さん

Vol.027

コミュニティカフェで織りなす「場」の絆  「ちゃちゃカフェ」宮田良子さん

  • その他

 田舎暮らしを体験する中で、東栄町の魅力にみせられ、2010年に名古屋市から東栄町に移り住んだI(アイ)ターンの実践者である宮田さん。
 2011年5月にオープンさせた喫茶店「ちゃちゃカフェ」を拠点に、趣味を通して多くの人と交流を深めています。
宮田さんの山里生活は、テレビ朝日系列(メ~テレ)の番組「人生の楽園」で紹介されました(平成24年1月21日放送)。

 宮田さんは、名古屋の病院で調理員として働く中、田舎で暮らしたいという想いを持ち続け、定年退職後は好きなことをして過ごすという自分の夢を実現させました。
 今回は、ただ田舎に住むのではなく、自分の趣味が活かせるような人生設計を考え実践してきた、笑顔の絶えない宮田良子さんを訪問しました。

お店を構えることにした経緯について教えてください

 
 ここへ移り住む5年ほど前から、地域づくり団体が主催する田舎暮らし体験ツアーなどでたびたび東栄町を訪れていました。そこで間伐やそば作り体験、また花祭りに触れ、自分が地域の中へ徐々に溶け込んでいく感じでしたね。何度も訪れることで奥三河や東栄の魅力をますます感じるようになりました。
 家族の理解もあって3年前に名古屋から引っ越してきたんです。一段落して、自分の好きなことができる場所を探していたら、お店を開くのにちょうどいい建物に気付いたんですよ。それが観光案内施設であるこの「ふるさと交流館」なんです。なんか物寂しい感じの空間だったんですが、建物を管理している役場に「喫茶店をやってみたいんだけど」と話を持ちかけたら「いいね」という返事を頂きました。それからが大変でしたが、何かと支援の輪が拡がって「ちゃちゃカフェ」を開くことができました。
 他所(よそ)から飛び込んで来ても、根付こうとする人には何かと助けの手が差し伸べられる。地元の人たちと想いが一致すると話がトントンと先に進む地域だから実現したのかな。

開店から一年過ぎましたが、お客様との繋がりはできましたか

 
 始めた頃は店の切り盛りに慣れていないこともあり、忙しさ一杯でなかなか余裕が持てませんでしたが、それでもすぐに地域の人とは繋がりが持てるようになりました。お店のことが新聞に載ったり、観光などで立ち寄ってくれた人たちのブログによって紹介されたりして、お客様も徐々に増えましたね。
 東栄病院が近くにあり、そこへ通院する人やその付き添いの人の休憩所としても利用されています。立ち寄ってくれる人たちがいろいろと話をしてくれるんですが、隣の佐久間町(浜松市天竜区)から来ているお年寄りが多いこと、それとは逆に東栄町の多くの子が佐久間高校へ通っていることも知りました。駅のお店には地域の生活情報が集まるんだなあって改めて思いましたよ。

交流の「場」としてもお店を活用されているそうですね

 
 お店が落ち着きだしてから、趣味であるキルト手芸(パッチワーク)のサークル「ちくちくクラブ」の活動を始めました。篭編みなどもあってお互いに教えあう和気藹々(わきあいあい)の、そして純真に楽しみたい人たちが集まる気楽な寄り合いみたいなものです。
 ここには隣の新城市、浜松市の佐久間や浦川からも集まって来るんです。趣味というか好きなことを原動力にすると不思議と距離を感じないんでしょうね。

地域の人たちとの交流を通して、どのようなお店を目指していきますか

 
 急用でお店に出れなくなったときなど代わりに店番をしてくれたりとか、ありがたいことに自分のまわりには何かとお店を支えてくれる人たちがいます。
 その人たちにとってもきっと大切な「場」なんだなと感じていますので、少しでも居心地のよいお店にしたいですね。地元の人たちが地域のいろんなことを語り合うことで生活を楽しくしたり、他所から来た人たちにとってはこの地域がどんなところ(土地柄)なのかを肌で感じることのできる「場」になるのもいいかなと思います。

すっかり地域に根付かれた様子ですが、宮田さんにとってお店を長く続けるための秘訣を教えてください

 
 やっぱり大事なことは、自分にとっても楽しく過ごせる「場」であることかな。これが長く続けるための秘訣だと思っています。もっとも、いろんな人と交流できることが自分の楽しみになっているから、特に意識しているわけではないですよ。
自分の人生だから、やりたいと思うことをやることが大事だと思います。自分は地域のため、皆のためとか、生活のためという意気込んだ気負いはありませんでした。この場所でお店を開いたのもヒラメキみたいなもんです。
 こんな話をすると軽い気持ちだけで踏み出したように思えるかもしれませんが、たとえお店がうまくいかなくても、老後はこの地域で暮らしていけるだけの見通しというか生計を既に立ててから引っ越してきたんです。儲けてどうこうするという考えもなく、うまくいかなければお店をたためばいいぐらいの気持ちで始めてます。だからこれからも続けることができると思ってるんですよ。
 趣味とか遊びでの絆(きずな)だって意外に強いものだと思ってますよ。人柄を知るにも良い方法なんじゃないかしら。儲からなくても得るものがたくさんあると思うんです。
 でも、こんなお話は若い人には参考にならないかもしれませんね。子育ての大変なことも経験していますし、どこで暮らすにも何かとお金がかかることもわかります。こんな自分ですが、やる気のある若者を見るとやっぱり応援したくなりますね。

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「ちゃちゃカフェ」は、地域の人々が集うコミュニティカフェ、憩いの「場」であり、過ごす時間の縦糸と会話の横糸から地域活性化に欠かせない「絆」を織り込んでいく宮田さんの姿に想いは尽きません。

出典

 
「キラッと奥三河 ―人・物・文化・企業―」
No.18 コミュニティカフェで織りなす「場」の絆  宮田良子さん
訪問日 平成24年7月19日
訪問者 東三河総局新城設楽振興事務所 県民安全防災課 袴田

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