現在の位置 : トップページ > 東三河県庁 > 今年度の取り組み > 東三河県庁ニュース > 東三河のキラリ企業訪問「(株)タネイ」(豊川市)

東三河県庁ニュース

東三河のキラリ企業訪問「(株)タネイ」(豊川市)

2013年01月22日

東三河県庁では、地域産業の現状を把握し、施策に生かすため、永田副知事が定期的に東三河地域の企業を訪問しています。
1月15日(火)には、豊川市の株式会社タネイを訪問しました。
タネイは、「三河木綿」の刺し子織り布地を使った武道着やバッグ等を製造する会社です。
 
■日本の木綿は三河が発祥
 
三河地域は、昔から綿織物産業が盛んです。
日本に初めて棉が伝来したのも三河地域と言われており、8世紀の書には、現在の西尾市の地に、綿種を持った外国人が漂着したと書かれています。江戸時代には、三河地域で棉の栽培と綿織物が盛んとなり、明治時代には「三河木綿」「三河縞(じま)」というブランド名で全国に知れ渡りました。三河の木綿は、「質の良い綿織物」として、今日まで受け継がれています。
「刺し子織り」とは、重ね合わせた布地一面に糸を細かく縫い込み、丈夫にした木綿生地です。耐熱性や吸汗性に優れ、江戸時代から消防服として着用されてきました。タネイは、この刺し子布地を使い、様々な商品を製造しています。
 
■刺し子織り布地の武道着を長年製造
 
タネイは、大正11年に、それまで手織りで製造されていた刺し子布地の自動製織機を、全国に先駆け開発し、事業を拡大しました。刺し子布地を使った、柔道衣、空手衣、剣道衣具などを製造し、現在では国内有数の武道用具メーカーとしての地位を築いています。ロサンゼルス五輪で金メダルをとった山下泰裕氏も、タネイの柔道衣を愛用していたそうです。また、業界唯一の「バイオ加工」により、柔らかく、伸び縮みしにくい武道着など、先進的な商品も開発してきました。
しかし、少子化による武道着の需要減少と、安価な中国製品の流入により、事業環境が厳しくなる中、種井社長は、この技術を使った新しい商品の開発に挑戦しました。
 
 
■刺し子織りの技術を生かし、新分野に挑戦
 
まず、取り組んだものは刺し子布地の作務衣です。丈夫、軽い、火に強いという布地の特長を生かしたもので、飲食店チェーンのユニフォームなどにも採用されました。
続いて、刺し子布地を使ったバッグを開発、新たに「sasicco(サシコ)」というブランド名で発表しました。
このバッグは、刺し子織りの特長である凸凹のある質感が生かされ、持ち手の部分には柔道の帯を使うなど、こだわりのデザインとなっています。ここには、「武道の経験のない方にも、自分自身を探求する武道の精神を日常生活の中で思い起こしていただきたい」という想いが込められているそうです。
刺し子布地は丈夫である一方、美しく裁断・製縫するのはとても技術がいるため、自社の工房で、一つ一つ手作業で製造されています。
 
■フランスの老舗百貨店でも販売
 
そして、タネイのバッグは、海外にも進出しています。
地域資源の商品開発を支援する東京の企画会社と連携し、フランス人デザイナーとのコラボブランド「CaBas(キャバ)」のバッグとして、新たな商品展開を図っています。三河木綿の刺し子布地と、フランスらしい鮮やかな色使い、華やかな柄の裏地とを組み合わせたこのバッグは、パリコレで紹介されたことをきっかけに、フランスの老舗百貨店ボン・マルシェで販売されています。
フランスは柔道が盛んであることから、この「CaBas」バッグを足がかりに、三河木綿の柔道衣の販売にもつなげたいということでした。
 
長い伝統により培われた確かな技術と新しい発想で、地域資源「三河木綿」を世界に発信するべく挑戦するタネイ。
これからも活躍を期待しています。

株式会社タネイのホームページへ(外部リンク)




【写真:種井美文社長との意見交換の様子】




【写真:刺し子布地を使ったタネイのバッグを紹介】




【写真:バッグは一つ一つ手作りで製造】

投稿募集

東三河ではみなさまの様々な体験談を広く募集しています。

  • ご当地レポート
    東三河の観光地から地元の隠れスポットがあったら教えてください。
  • 東三河検定クイズ募集
    あなたはどれだけ東三河 のことを知っていますか? 難問お待ちしています!
  • オリジナルレシピ募集!
    東三河の特産物を使ったご家庭ならではのオリジナルレシピを教えてください。
  • 東三河のキラリ人募集!
    東三河内における東三河で活躍している人をご紹介ください。

モバイルサイト

携帯サイトからも東三河の観光情報などがご覧頂けます。

※記載されている内容・写真は、調査当時のものですので、最新の情報とは異なる可能性があります。
必ず事前にご確認の上おでかけください。

ページトップへ