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東三河県庁ニュース

馬越長火塚古墳は誰が眠っているのか!? | 豊橋市

2013年09月17日

【東三河県庁の「ほの国東三河」とっておき探訪 file.6】


【馬越長火塚古墳の後円部】


【馬越長火塚古墳の案内看板】


 6世紀後半では東海地方最大の前方後円墳
 愛知県最大の横穴式石室
 国の重要文化財に指定された豪華な出土品
 
 ここにヒントがあるようです...
 
 東三河県庁の「ほの国東三河」とっておき探訪第6回は、東三河県庁の永田副知事が視察した愛知県指定史跡 馬越長火塚古墳(まごしながひづかこふん)を紹介します。


【永田副知事にご説明いただいた豊橋市文化財センターの岩原学芸員】


 豊橋市内には739基もの古墳があり、愛知県内最多。これらは市内北部や東部に集中しており、その中でも代表的な古墳が、次郎柿で有名な石巻地区にある、馬越長火塚古墳です。
 
 馬越長火塚古墳は全長70メートルの前方後円墳で、古墳時代後期の6世紀末に築造されたと推定されています。あの聖徳太子が活躍していた頃でしょうか。
 
 古墳の大きさや形は、葬られている人物の権力の大きさを表している、と考えられています。馬越長火塚古墳が築造された頃、全国的には、仁徳陵古墳(大仙古墳)のように巨大な前方後円墳づくりは陰りを見せ、豊橋においても、小さな古墳が群れをなすように造られていました。そのような時代、馬越長火塚古墳は、築造された当時としては、東海地方でも最大規模を誇るものでした。
 

【馬越長火塚古墳の横穴式石室入口】

 古墳の前方部南側には横穴式石室と呼ばれる、遺体を納める部屋の入口があります。
 この部屋は、横方向に石を積み上げて造られており、奥から順番に後室(遺体を納める部屋)、前室(副葬品を納める部屋)、羨道(せんどう=通路)になっています。
 各部屋は、柱状の石で仕切ってあり、後室の壁と天井には、巨大な石が使用されています。石室に入ると、冷やかさを感じるとともに、その大きさに圧倒されます。
 横穴式石室は、この時代に見られる墓室ですが、馬越長火塚古墳のそれは、全長17メートルで、愛知県内最大です(石室内にはいつでも入れます)。


【石室内の壁と天井に使用されている巨大な石】

 古墳のご説明をいただいた、豊橋市文化財センターの岩原 剛(ごう)学芸員によると、この石室は、昭和43年に発掘調査され、遺体とともに納められたと思われる豪華な装飾品が多く発見されたそうです。中でも、金メッキが施された馬の装飾品「鉄地金銅馬具(てつじこんどうばぐ)」や、国内には例がない模様の、当時のネックレス「ガラス製トンボ玉」は、たいへん文化的価値が高いそうです。
 これらは平成24年に、他の出土品とあわせ、計311点が一括して国の重要文化財に指定されています。
 

【鉄地金銅馬具〔鉄地金銅棘葉形杏葉(てつじこんどうきょくようがたぎょうよう)〕】
 ※豊橋市文化財センター提供

【ガラス製トンボ玉などの玉類】
 ※豊橋市文化財センター提供
 

 さて、今回の探訪。
 この馬越長火塚古墳は誰が眠っているのでしょうか?
 
 岩原学芸員から、こんな話を伺いました。
 
『馬越長火塚古墳は、築造当時、東海地方最大の前方後円墳であったこと、愛知県内最大の横穴式石室を擁すること、国の重要文化財に指定されるほどの豪華な装飾品が副葬されていたことから、東三河全域に強い影響力を持った豪族の墓ではないだろうか。
 そして、平安時代の書物「先代旧事本紀(せんだいくじほんぎ)」の一部である「国造本紀(こくぞうほんぎ)」から、この地方が「三河国」と呼ばれる前に、「穂国(ほのくに)」と呼ばれる国があったと考えられており、そこは、中央の政権が地域の豪族を地方官として「国造(くにのみやつこ)」に任命し、統治させていたとある。
 これらから推測すると、「穂国」の「国造」の墓こそ、この馬越長火塚古墳に相応しいのではないか。』


【馬越長火塚古墳 前方部南側から撮影】
 
 
 さすがに記録が残っておらず、誰の古墳なのか分からないため、今回の探訪は、答えを見つけることができません。
 しかし、馬越長火塚古墳を訪れ、この地域が「穂国」と呼ばれていた当時に思いを馳せることも、ひとつの探訪ではないでしょうか?
 
 なお、国の重要文化財に指定された鉄地金銅馬具などの出土品はこの秋、豊橋市美術博物館で展示される予定です。
 
 
※国指定重要文化財「愛知県馬越長火塚古墳出土品」の展示
 
 1 期間:11月19日(火)から12月8日(日)まで
 
 2 会場:豊橋市美術博物館 2階 常設展示室1
       ※開館は9時から17時まで
 
 3 内容:国指定重要文化財「愛知県馬越長火塚古墳出土品」のうち、鉄地金銅馬具やガラストンボ玉など、主なものを展示
 
  ※馬越長火塚古墳の紹介(豊橋市美術博物館:外部リンク)
 
 
 
【東三河県庁の「ほの国東三河」とっておき探訪とは?】
 東三河県庁では、平成24年度に東三河地域が目指すべき10年後の将来像を描いた「東三河将来ビジョン」を策定し、広域観光の推進プロジェクトに取り組んでいます。その一環として、このシリーズでは、東三河県庁が地域を探訪し、東三河の魅力を皆さまにお伝えしていきます。

 
 

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