豊川市 スポーツ部門
川で生まれて海へ向かい、最終的に再び川(地元)へ帰るサーモン(鮭)を団体名に冠する「東三河サーモンズ」。地元である東三河を学生中心のメンバーによるスポーツイベントで盛り上げたいという思いで2012年9月に立ち上げました。
豊川市教育委員会からの後援も受けて行ったバスケットボール大会のことなどを、団体の代表である樅山晴也さんに聞きました。
東三河サーモンズを立ち上げたのはなぜですか。
大学院進学を機に地元である豊川市に戻った時、東三河の学生が主体となって何か活動を行う場を作りたい、そしてやるからには大規模なことを行いたい、と思うようになりました。
私は高校生の時バスケットボール部で、その時の人脈を活かして規模の大きいことができるのでは、と考え、まずはバスケットボールで何か始めよう、と決めて東三河サーモンズを立ち上げました。
具体的にはどんな活動をしているのですか。
「東三河 第1回 3on3大会」というバスケットボール大会を企画・開催と運営を行っています。。第一回目は2012年11月に行い、よりたくさんの人に参加してほしい、という思いで参加条件は中学生以上、という条件のみとしました。約30チーム、約130人が集まって豊川市総合体育館で開催しました。
大会には、部活動でなかなか試合にでるチャンスに巡り合えない高校生チーム、普段バスケットをやる機会がない社会人チームが参加しました。
大会開催にあたってどのような活動を行いましたか。
活動を始めるにあたり、まず副市長さんらに話を聞いていただき、大会には豊川市教育委員会の後援をいただきました。
そしてミクシィなどSNSでの大会告知、スポーツ店へのビラ配り、プレスリリースの依頼、東三河の企業様への協賛金のお願い、などを行い、様々な方法で、様々な方に協力を依頼し、たくさんの人から協力を得る事が出来ました。
大会決勝戦をプロの試合の前座で行わせてもらうこともできました。
次はどんな活動を考えていますか。
第1回を終えてアンケートを取ったのですが、「運動不足の解消ができた」、「家族で参加できて記念になった」などの声をもらいました。
今後はもっと機会を増やすため、規模の大きいものを年1回は行いつつ、規模は小さくていいので定期的に平日夜などに大会を行いたいと思っています。バスケットボールはもちろん、フットサルや他のスポーツ大会も行っていきたいと考えています。
また、東三河サーモンズの活動とは別になりますが、勉強でも東三河を盛り上げたい、とい思いがあり、新たな企画を進めようとしています。
東三河サーモンズの活動で学んだことはありますか。
学生でも大きなイベントの運営ができるんだということを、一つ証明できたかなと思っています。次にやりたい人がいれば支援したいとも思っているので、気軽に相談してもらいたいです。東三河は「何かやりたい!」と思えば、誰かが応援してくれる場所だと感じました。私もいずれ社会人になるので、ノウハウを継いで誰かが東三河サーモンズと同じような活動を続けて行ってくれればとても嬉しい。そのための活動もしていかないといけないと感じています。
学生中心のメンバーによるスポーツイベントで地元を盛り上げている樅山晴也さん。現在、大学院で学ぶ樅山さんは、「今後は同じ意志を持った学生に引き継いでほしい」と、東三河サーモンズの長期的な存続を視野に入れています。
学生ならではの自由で柔軟な発想、そして行動力に、我々取材チームも刺激を受けたインタビューになりました。