住み心地の良い、暮らしやすいまち
豊橋市は、東は静岡県、西は三河湾、南は太平洋に面し、東京と大阪の中間地点に位置しています。表浜海岸や汐川干潟、葦毛湿原など豊かで美しい自然と温暖な気候に恵まれ、古くから交通の要衝として栄えてきました。東三河の玄関口である豊橋駅には、新幹線をはじめ3社6路線の鉄道が乗り入れ、路面電車も市民の足として、まちのシンボルとして愛されています。
また、400年以上の歴史を誇る手筒花火や国の重要無形民俗文化財に指定されている鬼祭など数多くの伝統文化や530(ごみゼロ)運動などの市民活動のほか、多文化共生の先進都市として、多様性に富んだ文化が育まれています。教育分野では、市内には、戦後まもなく開学した愛知大学に続き、豊橋技術科学大学、豊橋創造大学なども開学し、文化・教育環境も充実しています。
農・工・商がバランスよく発展
豊川の水運によって運ばれる木材を活かし、明治期以降、木製品、繊維製品などの地場産業が発展してきました。
名産品としては、昔ながらの味として受け継がれるちくわ、菜めし田楽、五平餅、ハゼの佃煮、銘菓ゆたかおこしなどがある他、ご当地グルメとして豊橋カレーうどんも評判です。また次郎柿、うずらの卵、大葉(しその葉)など農産物も豊富。伝統産業としては豊橋筆や帆前掛け、刺し子などが知られています。
工業では輸送用機械器具、プラスチック製品、食料品、鉄鋼の生産が盛んです。食品では寒天ゼリーの生産のほか、小魚、あさりなどの佃煮は全国トップレベルの生産を誇ります。
また、露地野菜や施設野菜、果物、花きといった、多種多様な農作物を生産しているほか、養豚や養鶏などの畜産も盛んで、国内有数の農業産出額を誇っています。自動車輸入に関しても、台数・金額ともに全国一位を誇る世界有数の自動車港湾三河港を中心に、臨海工業地帯が形成され重要な産業拠点となっています。